みなさん【ターゲットバードゴルフ】ご存知でしょうか?
近年、日本国内では年齢問わず健康ブームが大きなトレンドとなっているなか、特に高齢者スポーツとして全国的に親しまれている生涯スポーツの一つでもあるターゲットバードゴルフをご紹介します。
私の勤めている施設で管理しているグランウンドでも、定期的にターゲットバードゴルフでの使用があり、老若男女多世代の方が参加されてます。
目次
ターゲットバードゴルフとは
ターゲットバードゴルフの歴史
ゴルフ愛好者であった、埼玉県の野嶋孝重氏によって、1969年もっと気軽にゴルフの練習がしたい、なんとか狭い場所でもゴルフを楽しめないものかと着想・考案されたのが、現在のターゲットバードゴルフの原型です。
その後、1985年に正式名を「ターゲット・バードゴルフ」として発表されました。
誕生当初はニアピン競技でしたが、徐々に工夫と改良が重ねられ、現在のような道具を使い、ゴルフをミニ化したようなスポーツとなりました。
1988年ー第1回全国スポーツ・レクリエーション祭の正式種目に選ばれる。日本ターゲットバードゴル フ協会発足
2003年ー第1回全日本ターゲット・バードゴルフ大会開催
2005年ー岡山国体でデモンストレーション競技として初参加
さらに現在では日本のみならず、ハワイやオーストラリア、中国、タイ、韓国など海外へも普及が広まっており、競技者同士の国際交流も魅力の一つになっているといえる。
特徴・魅力
- ゴルフと違い使用するクラブは1本だけ!飛距離も約20メートルほどと短いので、老若男女だれでも気軽にまわれて、フルショットでクラブを振ることも出来る。
- 状況に応じて2~3ホールだけでも自由にコース設定できるので、空地があれば、林間でも小川や池があっても地形に合わせてコース設定でき、どこでも気軽に楽しめる。
- マットを敷いてボールを打つため、地面や芝を傷めず、コース設定によっては川越えや林間を通すなどもできるので、どこでも楽しくゴルフの醍醐味を味わえる。
- 羽根付きボールのため風などの影響も受けやすく、自然との戦いも楽しめる奥の深いスポーツです。
- ロングホールなら70m~90mあり、ボールを壮大に飛ばすので爽快感も味わえる。
- ゴルフの雰囲気も味わえ、爽快感がり、羽根つきボールのため危険が少ない。しかもゴルフより安価、毎日でもプレイできる手軽なスポーツの為、健康維持増進、交流の場にも繋がる。
必要な道具
- クラブ
- 日本ターゲットバードゴルフ協会(日本TBG協会)の公認クラブまたは、ゴルフ用ウェッジクラブ。ただし使えるのは1本のみとする。
- クラブの改造は認められない。
- 公認大会は、原則として日本TBG協会の公認クラブもしくは、ウェッジクラブを使用する。
- ボール
- 専用の公認ボール(ゴルフボールにバドミントンの羽根がついた形状、合成樹脂製)
- ボールの直径約40mm、羽根の直径約65mm、全長105mm、重量30g以下とする。
- ショットマット
- 市販のゴルフ練習用ショットマット(毛足の長さは2cm 以下)
- センターに線が入っているものがオススメです。
- マットを改造してはならない。
- ホール
- ターゲットバードゴルフではホールが上部と下部に分かれており、上部を“アドバンテージホール”、下部を“セカンドホール”と呼びます。
- アドバンテージホール(上部ホール):直径約110cm、パラソルを逆さにして立てた形
- セカンドホールは(下部ホール):直径約86cm、フープ(輪)を地面においたものとする。
遊び方・ルール
遊べる人数は?
- 一般的には、4人までが1組です。(1組の人数が多すぎると1ホールの時間がかかり過ぎてしまい、他のプレーヤーに迷惑をかけてしまうことがあります。)
競技の進め方
- スターティングホールでのティーショット(第1打)は各々で打順を決めます。
- 2打目からは、ホールから最も遠いボールを先にプレーしていきます。(遠球先打)
- 2ホール目以降のティーショットの打順は、前のホールで最も少ないスコアのプレーヤーからプレーし、以下順番にプレーをする。
- アウトオブバウンズ(OB)の境界線からボールが出たときは、コンパス方式でフェアウェイに戻して打つ。この場合、打数は1打を付加してカウントする。
- アウトオブバウンズ(OB):プレーが禁止されている区域
- コンパス方式:ホールに近寄らない距離のコース内地点に戻し、次のストロークを行う。結果としてボールを中心とした円周上のコース内地点に戻すことになる。
- アドバンテージホール(上部ホール)に入れば、ストローク数がスコアとなる。セカンドホール(下部ホール)に入ればストローク数+1をスコアとします。
- 全員がホールインすると、次のホールへ進む
- 全ホールの打数が、一番少ないプレイヤーが勝ちとなります。
エチケット・マナー
- プレイヤーはストロークを行う前に、周りに人がいないことを確認する。
- プレイヤーがストロークを行うときは、他の者は動いたり、大声で話してはならない。
- プレイヤーは、前方の者がボールの届く範囲外に進まで、プレイしてはいけない。
- ボールはクラブヘッドで正しく打つ。押し出しやすくい上げ、かき寄せるなどの打法は禁止で、2打罰となる。
- プレイヤーはホールアウト後、速やかにそのホールから離れなければいけない。
まとめ
ターゲットバードはシニアの方はもちろん、子どもから大人、ゴルフ未経験者、ゴルフをやってみたいけれどなかなかスタートできない方にもおすすめのコミュニティスポーツです。
- 多世代で気軽に楽しくスポーツをしたい
- 運動不足を解消したい
- ゴルフをする体力がなくなった
- 会社の親睦会でスポーツをしたい
そんな方はぜひトライしてみてください!
ふわりと舞い上がり飛んでいったボールが、 アドバンテージホールに吸い込まれ、入った瞬間の爽快感はひとしおです!