※2026年10月に情報を更新しました。日本カローリング協会の公式サイトに掲載されているルールに合わせて、競技方法を全面的に見直しました。
冬季オリンピック種目の1つで、「氷上のチェス」とも呼ばれているカーリング。日本チームの活躍もあり、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
では【カローリング】は?となると、ピン!とくる人は少ないのではないでしょうか。私の勤めている施設には実際にカローリングセットがありますが、私自身、今の仕事に就くまではカローリングというスポーツを聞いたことも見たこともありませんでした。
今回はこの「氷上のチェス」改め、「床の上のカーリング」【カローリング】をご紹介いたします。歴史や魅力、道具、そして公式ルールに沿った遊び方までまとめました。
カローリングとは
カローリングの歴史
カローリングは1993年(平成5年)6月、カーリングをヒントに、室内の床の上でも楽しめるように考案された日本生まれのニュースポーツです(出典:日本カローリング協会)。考案したのは、愛知県名古屋市のベアリングメーカー・中部ベアリング株式会社の田中耕一氏とされています(出典:Wikipedia)。
カローリングという名前は、「軽やかにローリング(回転する)」から命名されたそうです。
特徴・魅力
氷の上を滑らせるストーンの代わりに、底面に車輪がついた「ジェットローラ」と呼ばれる円盤を使います。そのため、体育館や公民館、オフィスなど身近な施設の床で行うことができ、道具さえあれば日本全国どこでもプレー可能です!天候に左右されることもありません。
カーリングと違って氷上を滑る技術もいらず、ルールも簡単なので、子どもからシニアまで年齢・性別・体力に関係なく気軽に競技できるスポーツです。
- 床の上でできるので場所を選ばない
- 膝をついて投げるので、体力に自信がない方でも楽しめる
- 味方のジェットローラに当てて押し込んだり、相手を弾き出したりと戦略性が高い
- 多世代で同じルールで対戦できる
必要な道具
| 道具 | 内容 |
|---|---|
| ジェットローラ | 底面に3つの車輪がついた円盤(重さ約2kg)。色は橙・青・緑・黄・黒・赤の6色 |
| ポイントゾーン | 中心から赤(3点)・黄(2点)・青(1点)に色分けされた得点エリア |
| スコアカード | 得点の記録用 |
ジェットローラには、まっすぐ進むタイプとカーブするタイプの車輪があるのも面白いところです。
遊び方・ルール
日本カローリング協会の公式サイトでは、競技方法として「メジャー競技」と「ジュニア競技」のルールが紹介されています(出典:日本カローリング協会「競技ルール」)。
メジャー競技
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| チーム | 1チーム3人(主将・副主将・選手) |
| 使用するジェットローラ | 6個(橙・青・緑・黄・黒・赤) |
| 投球距離 | ポイントゾーン中心まで11m |
| イニング数 | 6イニング |
| 投球数 | 1人2投ずつ、相手チームと交互に投球(両チーム計12投で1イニング) |
投球の順番
各チーム、1番手の選手が橙→青、副主将が緑→黄、主将が黒→赤の順に投げます。得点の記録は副主将が担当します。
得点の数え方
- 全員が投げ終わった時点で、ポイントゾーンの中心に一番近いジェットローラを投げたチームだけが得点
- 相手チームの一番近いジェットローラより内側にある、自チームのジェットローラが得点になる(ゾーンの色で赤3点・黄2点・青1点)
- 両チームともポイントゾーンにジェットローラがない場合は、そのイニングは引き分け(投球順はそのまま)
- イニングに勝ったチームが、次のイニングで先に投げる
- 6イニングの合計得点で勝敗を決める
ジュニア競技
子ども向けのジュニア競技は、1チーム4人で同じ色のジェットローラを4個使い、投球距離は9m・6イニングで行います。
投球方法
- 床に片膝または両膝をついた姿勢で、ハンドルの上部に手のひらを軽く添える
- ジェットローラを2~3回前後に滑らせて、目標に向けて押し出すように投げる
- 立ったまま・走りながら・中腰での投球はアウト
- 投球中にスローライン(投球ライン)より前に手をついた場合はアウト(投げ終わった後ならOK)
膝をついて押し出すだけなので、力に自信がない方でも大丈夫。むしろ力加減の繊細さが勝負を分けます。
まとめ
- カローリングは1993年に愛知県で生まれた、床の上で楽しむカーリング
- ジェットローラをポイントゾーンに向けて投げ、中心に近い方が得点
- 公式ルールにはメジャー競技(3人・11m・6イニング)とジュニア競技(4人・9m)がある
- 膝をついて投げるので、子どもからシニアまで楽しめる
子どもからシニアまで一緒に楽しめるのがカローリングです。味方のジェットローラに当ててポイントゾーンに近づけたり、相手のジェットローラを弾き飛ばして大逆転したりと、ルールはシンプルでも、やってみるととてもスリリングなスポーツです。
道具を個人で揃えるとなるとなかなかハードルが高いですが、実は設置している施設は国内に多数あります。もし興味があってやってみたいと思われた方は、お近くの体育館や教育委員会、スポーツ施設などに問い合わせてみると、意外と貸し出しをしているかもしれませんよ!
